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《学生の活躍》山崎継太郎君 英検1級合格!

 山崎君の英語学習に対する高い意欲は、1年次でSATOM(天理教海外部主宰の「海外伝道を志す学生の集まり」)で出会った先輩の影響が大きかった。山 崎君は、「英語学習の志が高かったので、先輩の姿や先輩の英語関連のテストの点数を見ることで、頑張れました。先輩がいることで憧れましたし、抜かしたい と思いました」と当時を振り返りつつも、「先輩の姿を見て、英語学習に奮起して1,2年次に基礎を重ねたこと、SATOMで行われるスピーチコンテストに 年に1回出場するにあたり、発音指導をしてもらったことなどの様々な経験があったからこそ、今回の英検1級合格という結果に繋がりました。これまで積み上 げてきたものが影響し合って結果として合格につながりましたので、英検1級合格の対策は特にしていません」と述べた。

 語学実習での約3週間だけと留学経験が浅い山崎君がこれまでどのような勉強方法を積み重ねてきたことが今回の結果に繋がったのか、その要因を伺ってみた。

受験までの歩み

 1次試験では、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングと英語を学ぶ上で必要な項目のうちのスピーキング以外の主に3つの能力が試され る。英検の試験では、語彙の問題数が多いため、その項目は受験する上で重要なポイントとなる。山崎君が挙げた得意分野にこの語彙力が含まれており、語彙力 を上げるために大学1年次から単語帳を開いて勉強していたそうである。少ない単語を1時間で覚えるのではなく、数多くの単語を1時間の間に見たり書いたり して覚えるようにしていた。次の日には忘れてしまうが、その方法を繰り返す中で約1カ月をかけて1冊に書かれた単語を覚え切り、1冊を覚えきると次の1冊 に書かれた単語を覚え、着実に語彙力を上げていった。
 ライティングでは、難しい構文や単語は極力避け、理解している単語を使い、日ごろからレベルの高い文章を書くより、論理的に書くことを意識して論理構成を練習してきた。その構成力が試験内容に含まれる作文力で活かされた。
 リーディングでは、日本語と英語では構成が違うため、普段から英語の構成の順番に慣れるためにも量をこなすようにした。実際、机の上で勉強するのが苦手 な山崎君は、続けられるように枕元に異なるレベル別の本を3冊置き、朝起きてから1冊1時間、合計3時間で3冊を読むことを継続した。

 苦手な分野にリスニングを挙げた山崎君は、自分に合う方法を考案することで少しずつ実力をつけた。また、リスニングでは、1年次からニュースなどをシャ ドーイングするなどして、リスニング力を上げるように努めたが、結果はついてこなかった。そんな中で、本学で実施される語学実習で約3週間にわたりオース トラリアを滞在した際に、知り合った友人から紹介してもらった海外コメディドラマを毎日2時間ぐらい見ることで、少しずつリスニングに対する苦痛意識がな くなっていった。

2次試験の対策

 2次試験では、1次試験ではなかったスピーキング能力を面接形式のスピーキングテストで試される。その中のスピーチでは、5つのトピックから1つを選択し、スピーチを行い、スピーチで述べた内容やトピックに関連した質問を面接官からQ&A形式で答える。
 山崎君は、このスピーチの項目で、しっかりと対策を練り、答えることのできる内容を10個ほど用意し、範囲を広げながら具体例を挙げるようにした。ま た、山崎君は、「新聞などを読んで、色んな事を知ることはいいことだが、それとテストとは別問題。テストで受かるためには、色んな事を知るよりも、そのこ とについて自分の意見を持っておくことが重要だと思います。つまり、試験官は英語力にはつっこめても、人の意見にはつっこめない。社会を知るよりも社会の 問題について自分の意見を言えるようにするのがカギだと思います」と述べた。実際に、「2次試験で必要なのは、英語力、自分の意見、論理力の3つで、今 回、私が2次試験に合格した勝因は、英語力と自分の意見を持っていたことでした」と語る山崎君は、日常で短期留学生として本学に通う留学生に積極的に話し かけたり、口の筋肉を慣らすために毎日シャドーイングを欠かさずしたり、試験前にはスピーチで述べる内容を留学生とディスカッションしたりすることで確認 したりすることで、英語力と自分の意見が主張できるように準備してきた。また、ライティングで意識していた構成力が今回のスピーチで役に立ち、2分間の間 で止まることなく、主張することができた。 
 スピーチの内容について面接官からされるQ&Aでは、スピーチで主張した内容とは反対の意見を質問され困惑した山崎君は、「自分の意見は限られているので、いきなり思いもよらない質問をしてもらう練習をしてもらった方がいいです」と、対策を述べた。

受験後の感想

 「英検1級を取って英検1級合格がゴールと思っていましたが、実際は、本当の英語力を伸ばすスタートラインでした」と受験語の感想を話す山崎君は、視野 に入れている外資系の仕事では、英検1級は重宝されるわけではなく、人材を見る一つのきっかけにすぎないと考えながらも、今後については、「卒業論文を納 得できるように書く」ことが学生の間の目標で、その後は、「仕事のことを覚えながら英語力も伸ばして、会社に貢献できる人材になりたい」と意気込みを述べ た。

 最後に、英検1級を目指す方に、「今まで積み重ねてきた英語学習の集大成が英検1級合格につながりました。毎日継続できるかがカギです。英検1級が高い目標と考えず、こつこつと頑張ってほしい」と語ってくれた。

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