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 【考古学・民俗学専攻】

考古学実習で岐阜県大野町の小衣斐村ノ内遺跡などを調査

考古学・民俗学専攻では、2014年度の考古学実習として、2月17日〜23日に岐阜県大野町で考古学調査を行った。今回行ったのは、小衣斐村ノ内遺跡の発掘調査と北山古墳のレーダ探査である。

2度目の小衣斐村ノ内遺跡調査

小衣斐村ノ内遺跡は、古代を中心とした遺跡である。今回は、昨年に引き続き2度目の調査であり、昨年調査地の東約80mの地点を調査した。
発掘調査に先立ちレーダ探査を行い、その結果を踏まえて、幅2m、長さ20mのトレンチ(発掘区)を設けた。土層の状況は昨年の調査地とほぼ同様で、耕作土の下に古代後期と考えられる包含層がある。包含層からは古代の土器のほか、弥生土器も出土し、付近に弥生時代の遺跡があることを予想させる。包含層の下では、溝や穴などの遺構を検出し、遺跡がこの地域にまで及んでいることが分かった。

北山古墳のレーダー探査

北山古墳は、上磯古墳群に属する古墳時代前期の前方後円墳である。今回は南側くびれ部の外側をレーダ探査した。確実とは言えないが、墳形に沿う形の濠かと思われる異常を確認した。さらなる解析が求められる。
 
実習は大野町民宿泊研修所で合宿して行った。日中は野外調査、夜はミーティングと出土遺物やデータの整理を行い、大忙しの日々であったが、その間に考古学の技術を多く習得した。
宿舎でのミーティング
宿舎でのミーティング

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