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 【宗教学科】

澤井義次 教授の著書が出版されました。

宗教学科・澤井義次教授の著書が、慶應義塾大学出版会より刊行されました。タイトルと概要は、以下の通りです。

澤井 義次 (著)『シャンカラ派の思想と信仰』慶應義塾大学出版会、2016/8/11(368ページ)

概要:インド最大の哲学者といわれるシャンカラが遺した宗教的著作の言葉は、彼を信仰する人びとに、どのような意味世界を与えているのか。そして、彼らの具体的な宗教伝統と、それらはどのように接合されうるのか。
信仰現象を、パロールとエクリチュールの両側面から捉え直し、信仰の本質に迫る、新たな宗教学的パースペクティブを提示する画期的な一冊。

学科・研究室一同、長年の研究成果をまとめられた先生の今後のご活躍とご健勝を願っています。

・著者からのメッセージ
このたび、長年の宗教研究の成果の一つとして、拙著を慶應義塾大学出版会から出版させていただきました。インドを代表する哲学者であるシャンカラ(700-750頃)の思想については、これまでインド哲学研究において、国の内外で優れた研究の蓄積があります。本書は、これらの蓄積された研究成果を踏まえて、シャンカラの思想をシャンカラ派という宗教伝統の脈絡(コンテクスト)に引き戻しながら、シャンカラのヴェーダーンタ思想およびシャンカラ派信仰の意味構造を、宗教学の視座から「読む」ことを試みたものです。
本書では、インドの宗教伝統を具体的な研究テーマとして取り上げてはいますが、宗教学の根本的な研究テーマ「宗教の理解とはなにか」について探究しています。ここでは、従来のインド哲学研究と宗教学研究の成果を取り込みながら、新たな宗教学的な視座を提示しようとしています。
読者のみなさまには、拙著をとおして、宗教学の地平から、宗教あるいは信仰の意味の深みを少しでも理解していただければ、とても有難くうれしく思います。また同時に、私の拙い研究が、今後の宗教研究の進展に少しでも寄与できるとすれば、これ以上の喜びはありません。

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