宗教学科・渡辺優講師の著作が 第34回(2017年度)「渋沢・クローデル賞」の本賞を受賞
宗教学科 渡辺 優 講師の著書『ジャン=ジョゼフ・スュラン — 一七世紀フランス神秘主義の光芒』(2016年10月15日発行・慶應義塾大学出版会)が、第34回(2017年度)渋沢・クローデル賞(日仏会館・読売新聞社主催、在日フランス大使館後援、渋沢栄一記念財団・帝京大学協賛)の本賞を受賞した。
この賞は、日本およびフランスにおける学術賞で、1984年、創立60周年を迎えた日仏会館が、創立者である渋沢栄一とポール・クローデルとを記念して設けた。2007年度まで毎日新聞社共催、2008年度より読売新聞社共催。日仏両国において、それぞれ相手国の文化に関する優れた研究成果(著作や翻訳書)に対して贈られる賞である。
表彰式は7月7日、東京・恵比寿の日仏会館で行われる。
渡辺 優 講師 コメント
思いがけず受賞の栄誉に浴し、たいへん感激しております。歴代の受賞者には尊敬する研究者の名前も数多く、背筋が伸びる心持ちです。神秘主義という、これまでフランス思想のなかでもなかなか光の当たらなかった領域に分け入ったことを評価していただいたように思います。より多くの読者を神秘主義の魅力、宗教思想の魅力にひきつけるきっかけとなれば、著者として望外の喜びとするところです。
関連リンク
- 渡辺 優 講師
- 宗教学科
- 人間学部
- 渋沢・クローデル賞日本側発表
- 渋沢・クローデル賞