宗教学科・渡辺優講師が 2017年度日本宗教学会賞を受賞
宗教学科の渡辺優講師の著作『ジャン=ジョゼフ・スュラン — 一七世紀フランス神秘主義の光芒』(2016年10月15日発行・慶應義塾大学出版会)が、2017年度日本宗教学会賞を受賞しました。
日本宗教学会賞は、創立25周年にあたり、初代会長姉崎正治の足跡を記念し、斯学奨励の意味をもって、姉崎記念賞を設定し、1966年からはその姉崎記念賞を継承するものです。
本学では、1988年度に宗教学科 澤井義次教授が受賞して以来の快挙です。
今年度の日本宗教学会学術大会(9月15日~17日)は、姉崎正治が1905年に日本初の宗教学講座を開設した東京大学にて開催されました。
授賞式は9月16日の総会の席上で執り行われ、氣多雅子会長より賞状が手渡されました。
渡辺 優 講師 コメント
日本宗教学会は、日本における宗教研究の最大のコミュニティであり、学部時代から宗教学を専攻してきた私自身にとっても学問的なホームです。そのような場において、歴史と名誉ある賞を賜りましたことは非常に嬉しく、励まされる思いです。今後の研究にも一層の責任がともないますが、「信じる者」の文献に深く沈潜するこれまでの研究スタイルは変えることなく、地道に精進してまいります。と同時に、「宗教の言葉」を読み味わう楽しみを、とくに学生の皆さんとは今後より深く共有したいと願っています。
関連リンク
- 渡辺 優 講師
- 宗教学科
- 人間学部
- 日本宗教学会 2017年度学会賞選考委員会報告
- 日本宗教学会