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 【スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻】

留学体験記 スペイン サンティアゴ・デ・コンポステラ大学

スペイン語・ブラジルポルトガル語専攻4年次生 佐渡 二葉

私は、2019年9月から10ヶ月間、スペインのガリシア州にあるサンティアゴ・ デ・コンポステラ大学に交換留学生として留学しました。ガリシア州はスペイン北西部にあり、ポルトガルの北に位置しています。緑が多く自然豊かですが、雨の多い地域でした。

大学は各学部で北キャンパス、南キャンパスに敷地が分けられており、離れた学部同士だと30分 以上歩くこともありました。サンティアゴ・デ・コンポステラ大学では、留学生は、現地のスペイン人学生と共に、所属する学部で勉強します。私は、前期(9月~12月)は言語学部に、後期(1月~5月)は哲学部に所属しました。言語学部では、中国人や欧米人など留学生向けの授業を受けましたが、授業についていくのに必死でした。哲学部では、スペイン人学生と同じ授業を受け論文作成などを勉強しました。

私は留学に行く前に、ある程度スペイン語の単語力を身につけ文法も理解していたつもりでしたが、いざ現地に着くと、ネイティブのスペイン語は、スピードが速くゆっくり話してもらっても、イントネーションが異なりまったく聞き取れませんでした。私は英語も話せないし、スペイン語も理解できず聞き取れなくて、ここでやっていけるのだろうかという不安が募ることもありました。しかし、どちらかというと私の心の中は「不安」より「楽しさ」の方が勝っていました。毎日買い物に出かけ、スーパーに行ったり服を見に行ったりして気分転換しました。すると、スペイン語が耳に入ってくるので、日常生活から語学を学べることが多かったです。少しずつスペイン語に耳が慣れていくことが大事だと思いました。

食生活の面はとても満足でした。スペインはバルが多くいつでも飲食できます。時々バルに行って友達と料理をシェアしました。スーパーでは日本のように作り置きのもの(惣菜など)はあまり売っていないので、私はほぼ毎日自炊していました。スペイン人は若者からお年寄りまで身なりが綺麗な方が多く、街も店もどこに行ってもオシャレでした。大学から徒歩約30分で世界遺産のサンティアゴ・デ・コンポステラ大聖堂を見に行くことができます。私は寮生活をした後、アパート(piso)に移ったのですが、そこからは約6分で大聖堂に行けるのでよく訪れました。

スペイン人は私の想像通りに陽気でした。留学して感じたことは、みんな自己をもっているということです。それは自分勝手に振る舞うということではなく、自分の意見をしっかりと伝え、同時に周りの意見も聞き入れることです。議論するときは徹底的に議論をします。Sí(はい)とNo(いいえ)をはっきりさせること。 私はそういったことをスペイン人からたくさん学べたように思えます。

留学生活に慣れた頃、新型コロナウィルスの猛威が迫ってきました。未知のウィルス、慣れない土地で物資の不足や町のロックダウンなど毎日不安な日々が続きましたが、日本の友達や現地の人達に励まされ、留学生活を乗り切ることができました。スペインで勉強できたこと、たくさんの巡り合わせによっていろいろな人に支えられたこと。また、日本で待っていてくれている人達の存在の大切さに気づかされ、感謝の気持ちを持つことができました。私の留学生活はかけがえのない大切な思い出になりました。

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