8月に天理大学と包括連携協定を締結した田原本町で、「健幸運動教室」がスタートし、10月27日、同町の森章浩町長、本学体育学部の中谷敏昭教授らが参加し、開校式が執り行われました。

この事業は、高齢者の健康増進と地域振興を目的とした同町の「ヘルスケアプロジェクト」のひとつで、今年度から5年間、高齢者の体力低下から生じる「フレイル」対策や新型コロナによる健康2次被害を予防する取り組みとして内閣府の交付金を受けておこなわれます。

本学は、この事業に中谷教授と同学部の川上晃司准教授がアドバイザーとして専門的観点からの助言をおこない、また、運動指導補助者として大学院体育学研究科の院生や体育学部の学生らが協力しています。

今年度の運動教室には約100名の参加希望があり、参加者は火曜日から土曜日の午前、午後の教室に別れて週1回の運動教室と自宅での筋力づくり運動やウォーキングを6か月間おこない、運動教室に参加する前と後の体力を測定することによって、効果を判定する予定です。