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 【歴史文化学科 歴史学研究コース】

『歴史学専攻だより』から(卒業生の声①)

『歴史学専攻だより』では、毎年卒業生の方々に近況報告をお願いしています。ここでは、先日発行した第10号、福元 太郎さん(2018年3月卒業)の寄稿を紹介します。



大学時代の思い出は、特に学科会活動や自治会活動で様々な経験をし、その中でたくさんの仲間ができたことです。
学科会活動では、1回生の時に学祭の語劇に参加したことが印象に残っています。元々農民Aという役だったのが、紆余曲折の末、主演の明智光秀という役を与えられ、死ぬ気で台本を暗記したのを覚えています。先輩たちの熱量に感動し頑張ったのでしょう。本番が終わった後には涙が出ていました。優秀主演俳優賞という素晴らしいものを頂いた時は本当に嬉しかったです。

自治会では、宗教総務部長という立場で色々な行事のお手伝いをしました。運営側として、同じ学生の皆さんに充実した大学生活を提供できていたとしたら、幸いです。また、4回生になってからは、各行事の司会をしました。小さい頃から人前に出て話すことが苦手だった僕にはそれを克服する良い機会になりました。
どちらの活動通じても、沢山の人と繋がれたのは、これから一生僕の財産になると思っています。現代はSNSの時代ですので、つながりを維持しやすく、本当にありがたいです。

今は、天理管内の高校の男子寮で、生活指導員として勤めています。生徒を3年間の持ち上がりでお世話しますが、ついに最終年度まできました。1年目の頃には担当生徒が退学するなど、激動の1年を過ごしました。親元を離れて、寮生活を送る年頃の高校生をお世話するのは、並大抵なものではなく、たくさんのエネルギーを消耗します。怪我をしたり、病気になったり、悩み事で塞ぎ込んだり、注意すると拗ねて無視されたりと色々です。それでも、十数人いる担当生徒の成長に気づいたときは、親の気持ちがわかるような気がします。それがどんなに小さいものであってもです。

大学生活の何が活かされているのか、具体的にはわかりませんが、自分なりの経験談を伝えることが何か生徒のためになっていれば良いなと思っています。

最後に、コロナ・ウィルスが与えた大学生への影響は、何不自由なく4年間大学に通えた僕には想像できません。行事がなくなったり、会いたい友達に会えなかったり、授業が画面越しだったりと大変だろうと思います。ただ、コロナの中で大学生活を送ったことは特別な思い出になるような気がします。こんな時だからできたこと、挑戦したこと、失敗したことそしてその中でできた人との繋がり、全部が財産になるはずです。今一度、前向きな姿勢で、積極的に頑張って欲しいです。私も頑張ります!

(2018年3月卒業 福元 太郎)


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