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 【地域連携】

収入減少の大学生が地域の受験生を指導 「天理まなび支え合い塾」開講

11月1日、受験を控えた中学3年生に大学生が勉強を教える「天理まなび支え合い塾」が開講しました。昨年から始まった「天理まなび支え合い塾」は、コロナ禍の臨時休校によって学習に不安のある中学3年の受験生とアルバイト収入が減少した大学生を支援する天理市の事業です。天理市と連携協定を結ぶ天理大学からも多くの学生が参加し、指導員として活躍しています。

市内在住か市内に通学する大学生を天理市が指導員として雇用し、中学生の放課後学習をサポートする「天理まなび支え合い塾」。今年度は約70名の中学3年生が参加し、月に8回、天理市民会館と天理駅南団体待合所で大学生による1対1または1対2の学習指導を受けています。
約40名の指導員のうち、天理大学生は12名。天理市まなび推進課担当者からは「天理大学の学生はチームワークが良く、周囲と連携しながら主体的に行動してくれるので心強い」との声が寄せられています。

11月中旬、天理駅南団体待合所では座席の間隔を開け、マスクとフェイスシールド姿で指導にあたる大学生の姿が見られました。
山口晴加さん(体育3年・東大谷)は昨年に続き二度目の参加。今年は運営担当として指導員と生徒の出欠管理や授業準備なども行っています。教員志望の山口さんはコロナ禍で子どもたちと接する機会が減ったことから「天理まなび支え合い塾」に応募したと言います。
「勉強を教える場ができて、大学生活と両立できるだけの報酬をいただけるのはありがたいです。中学生の勉強をサポートすることで、いつもお世話になっている天理市に少しでも貢献できればと思います」

山口さんが受け持つ生徒は「苦手な英語もわかりやすく教えてもらえるのが嬉しい。勉強以外の話もできる優しい先生です」と話します。

吉田龍史郎さん(臨床心理2年・本庄)も同じく2年連続の参加で運営も担当。教育関連のアルバイトを探していた昨年、キャンパス内の掲示で知ったのが「天理まなび支え合い塾」でした。
「コロナの感染拡大でアルバイトの不採用が続きましたが、ここでようやく教育に携わる機会を得られました。教える経験を通して、自分自身も成長することができています」

「天理まなび支え合い塾」は来年2月まで開講予定です。コロナ禍で生まれた“新たな支え合い”。天理大学の学生たちは今後も志望校合格を目指す中学生に寄り添っていきます。

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