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 【歴史文化学科 歴史学研究コース 卒業生からのメッセージ】

自分と向き合える大学生活を!!

歴史文化学科歴史学研究コースで発行している『歴史学専攻だより』11号に、2020年3月に卒業した藤原真希さんが一文を寄せてくれました。HPに転載させていただきます。

自分と向き合える大学生活を!!      藤原真希

私は在学中、創作ダンス部に所属していました。ダンスは小学3年生から続けていましたが、高校生の時創作ダンスと出会い、大学でも創作ダンスに力を入れている天理大学に入学しました。そのときの私の将来の夢は、ダンサーになることでした。一方で社会や歴史には興味があり、社会の教員免許を取得したいという思いもあったため、歴史文化学科歴史学専攻に入りました。在学中は、卒業後教師になろうとは全く考えていなくて、当時はダンスが大好きだったので部活動に一番力を入れていました。

部活動では、「自分の好きなことにとことん向き合えた4年間」だと感じています。創作ダンスは、自分の中にある思いや言葉にできない感情を、ダンスという身体表現を通して表現できるという魅力があります。しかし、ダンスを通して自分を表現するということは、それだけ自分と向き合わないと生まれてこないのです。4年間、自分と向き合うことで劣等感を感じたり、自信がないときはとことん落ち込んだりする時期もありました。楽しいことばかりではなかったですが、自分と向き合ったことが結果として現れたのは、大学4年の夏です。大学4年の少人数全国ダンスコンクールで、私が作った作品が特別賞を受賞することができました。その時、今の自分と真剣に向き合い自分の好きなことを極めることで、結果に繋がることを確信しました。あの時の感動は今でも忘れられないです。

そんな「部活生」だった私が教員を目指すきっかけになったのは、大学3年のときです。この時私は、部活動の他に普段の学科授業、教職課程の授業、アルバイトと忙しい日々を過ごす中で、沢山の貴重な経験をさせていただきました。3年の介護等体験で、奈良県内の特別支援学校に2日間体験しましたが、その時「私はこの仕事がしたい」と直感的に思いました。障がいを持つ子どもたちと関わることで、その子たちの役に立ちたいと強く思ったからです。この時、「沢山経験することで、何がしたいのかピンとくる瞬間がある」ということに気付きました。それまでダンサー志望の私でしたが、路線を大きく変更して、特別支援学校の免許取得のため、天理大学卒業後、大阪の大学へ1年間特別支援教育を勉強しに行きました。現在は神戸市の特別支援学校で教員として、毎日目まぐるしく過ぎていく日々を楽しく過ごしています。

今振り返って見ると、私の大学4年間は、「沢山経験すること」そして「好きなことを通して自分と向き合う」ことだったと思います。この経験ができたのは、経験できる環境があったからです。その環境を作ってくださった創作ダンス部の顧問である塚本順子先生をはじめ天理大学の先生方には本当に感謝しております。また、部活動に集中できたのも、専攻の先生方が私のしたいことを受け入れてくれ、のびのびと成長させてくれたからと思っています。私は大学4年間で一番力を入れていたダンスの経験から、卒業論文も舞踊に関する論文で提出させていただきました。好きなことを極めると、それが派生して勉学にも繋がることが、この時わかりました。

最後にみなさんに言いたいことは、今自分が大切にしたいことがあるならば、それを極めてほしいということです。極めた先に何か見つかることは本当にあります。「遅すぎる」ことなんてないです。自分と向き合ってきたからこそ出てきた「やりたいこと」を、大切に育ててほしいです。やりたいことがない人は、とりあえず思いつくこと全部やってみる。「行動力」と「挑戦」をこの4年間で育ててほしいです。じっとしていたら何も生まれてこないし、チャンスを逃してしまいます。とりあえず、なんでも行動に移してみてください。

そこで失敗しても先生や周りの友達が助けてくれます。周りに沢山頼っていいと思います。これは「学生」だからできることです。助けてもらったら「感謝」の気持ちを忘れずに。大学4年間は自分探しの期間だと思って、思いっきり楽しい学生生活を過ごしてほしいと思います。

私も頑張るので一緒に頑張りましょうね!!(2020年3月卒業)

(『歴史学専攻だより』11号、2021年12月、より転載)

第32回全国高校・大学ダンスフェスティバル(2019年、神戸)にて

歴史学研究コース(旧専攻)からのお願い

 歴史文化学科歴史学専攻(現、研究コース)は、1992年(平成4年)4月に開設され、2022年(令和4年)度に30年を迎えます。卒業生の皆さんの学生時代の思い出や近況を rekisi[○]sta.tenri-u.ac.jp までお寄せください([○]は@)。お待ちしております。

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