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附属おやさと研究所

特別講座「教学と現代」

 本研究所では公開講座のほかに、教えについて学びをより深め、教学の現代展開をめざす特別講座「教学と現代」シリーズを開催しています。特集テーマを組んで、集中コースとして開催しています。

これまでの記録

令和4年度(2022年)の「教学と現代XVIII」(2023年3月25日)

2022年度「教学と現代」
日時:2023年3月25日(土) 14:00~16:00
場所:天理大学研究棟3階第一会議室

「元の理」を描くー生命・ジェンダー・芸術-
講師 村田和香(日本画家 グループ「台」会員)
コメンテータ 金子珠理(同志社大学)

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令和3年度(2021年)の「教学と現代XVII」(2022年2月25日を予定)

2021年度「教学と現代」
澤井義次天理大学名誉教授 最終講義
日時:2022年2月25日(金) 14:00~16:00
場所:天理大学ふるさと会館大ホール


澤井義次天理大学名誉教授
「生きることの意味とその理解─天理教人間学の地平から─」


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令和2年度(2020年)の「教学と現代XVI」(2021年3月28日)

新型コロナウイルス時代の天理教の教えと実践」

【開催趣旨】
世界的な感染拡大となった新型コロナウイルスCOVID-19 は、私たちの暮らしを大きく変えました。マスク着用や「三密」の回避、また「新しい生活様式」の推奨など、これまでの生き方・暮らし方が根本から問い直されています。さらに、信仰者にとっては、おぢばや所属教会に参拝できないもどかしさを感じています。私たちはこのコロナ禍の中にあって、これまで当たり前だと思っていたことが、実は決してそうではなかったという気づきを得ました。天理大学では 2020 年8月、ラグビー部寮での集団感染が起こり、またそれによって、心無い非難や差別も経験しました。しかし、この大きな節を “ 一手一つ ” で乗り越えることができました。そこから見えてきた “ 一れつきょうだい ” の教えについて、天理大学長でもある永尾教昭所長が、天理大学の事例を通じて基調講演をいたします。続いて、佐藤孝則研究員が生物科学的な視座から、また澤井義次研究員が天理教学の立場から、それぞれ新型コロナウイルスの感染拡大をどう受け止め、コロナ禍の中でどう行動したら良いのかについて発題をいたします。

【日時】2021 年 3 月 28 日(日曜日)
13 時 30 分~ 15 時 00 分
【開催方法】 オンライン
【講師・演題】
基調講演:永尾教昭所長
「一れつきょうだいの教えー天理大学の事
例をもとにー」
発題 1:佐藤孝則研究員
「新型コロナウイルスの特性から考える」
発題2:澤井義次研究員
「『世界は鏡』のコスモロジーから考える」

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令和元年度(2019年)の「教学と現代XV」(2020年2月25日)

 “佐藤「元の理」学”の世界
 
日時:2020年2月25日(火) 13:00~15:30
場所:天理大学研究棟3階 第一会議室
(事前の予約は必要ありません。)
 
【開催趣旨】
佐藤孝則教授は生物学・環境学の研究を通じて、天理教の教えの根幹である「元はじまりの話」に登場する、神名を授けられたさまざまな水域棲生物を学術的に同定して、佐藤「元の理」学ともいえる学問的境地を開拓されました。
「元の理」については、例えば哲学的人間学からの蔵内数太先生の研究、民俗学からの吉野裕子先生の研究、また幅広く学際的な井上昭夫先生の研究などの、多彩な研究がなされてきています。これらの諸研究は、蔵内「元の理」学、吉野「元の理」学、井上「元の理」学とも呼んでもよいほどの学問的境位を有しています。これら「元の理」学の系譜の上にあって、佐藤「元の理」学は、自然科学的なエビデンスを踏まえた独自の境地を開くものであります。
2019年度「教学と現代」は、佐藤「元の理」学の全体像について、佐藤教授ご自身から、これまでの長年にわたる研究の成果を踏まえてお話をいただくことにいたしたいと存じます。
なお今回の講座は天理大学における佐藤孝則教授の最終講義でもあります。ご関心のある方々のご参集を、ぜひお待ち申し上げております。

平成30年度(2018年)の「教学と現代 XIV」(2019年2月26日)

  天理教のすべてが分かる事典を目指して 
─『天理教事典 第三版』刊行によせて─


【開催趣旨】
1977年に初版が出て以来、教内外の多くの人々に活用されてきたのが『天理教事典』です。ただ時代が経つにつれて加筆修正の必要も感じ、1989年には教会史篇を独立させて『改訂天理教事典 教会史篇』を刊行、そして1997年には大幅に新規項目 を増やし、また教語の説明も充実させて『改訂天理教事典』を刊行しました。そしてこのたび2018年に刊行した『天理教事典 第三版』は、さらにいっそう完璧を期して出されたものであります。2018年度の「教学と現代」では、おやさと研究所の総力を挙げてきたこの40年間の編集出版の歴史を振り返り、『天理教事典 第三版』の意義を確認し、その有効な活用の可能性について考え、さらに今後の課 題について皆様とともに考えてまいりたいと思います。

【基調講演】
「事典編集に 40 年間携わってきて」:
佐藤浩司(天理大学名誉教授))
「3冊の『天理教事典』の内容と変遷」:
澤井治郎(おやさと研究所研究員)

【パネルディスカッション】
 「『天理教事典 第三版』の意義と今後の課題」
用語班、歴史班、組織班の代表者 コメント ・質疑応答

【総括と展望】  
高見宇造(おやさと研究所長)
 

平成29年度(2018年)「教学と現代 XIII」(2018年3月25日)

 これからの社会と天理教 

 —ポスト教祖百三十年祭を見据えて—


「家族をめぐる諸問題」第3回 
「生命倫理と家族の未来」


【基調講演】
佐藤孝則研究員
「生命操作の視点から 臓器移植・生殖医療・ゲノム編集を考える」 


【パネルディスカッション】
「生命操作はどこまで認められるか —「確かな拠り所」と家族の近未来」 

・深谷耕治非常勤講師:「医療現場と宗教の関わり」
・堀内みどり主任:「生命倫理の諸事例から」

【総括コメント】 高見宇造所長 


平成28年度(2017年)「教学と現代 XII」(2017年3月25日)

これからの社会と天理教 

—ポスト教祖百三十年祭を見据えて—


「家族をめぐる諸問題」第2回 

 家族を支える社会福祉、天理教のたすけ合い


金子珠理研究員 「現代日本社会の中の家族の現状」 

八木三郎研究員 「家族を支える社会福祉制度とお道のおたすけ」
渡辺一城人間学部教授 「家族を支える地域社会とたすけあい社会」
質疑応答
総括コメント:高見宇造所長 「天理教社会福祉の視点から」 

平成27年度(2016年)「教学と現代 XI」(2016年3月25日)

「教学と現代」:これからの社会と天理教 

—ポスト教祖百三十年祭を見据えて—

 
「家族をめぐる諸問題」第1回


基調提言:「天理教学から家族問題を考える」(深谷忠一・おやさと研究所所長)
第 1 講:「類人猿の社会から見た人間の家族」(佐藤孝則・おやさと研究所教授)
第 2 講:「現代の家族の姿とそのゆくえ」(石飛和彦・天理大学人間学部教授)
第 3 講:「家族をめぐる天理教の教え」(堀内みどり・おやさと研究所教授)
総合討議 

平成26年度「教学と現代 IX」(2015年1月28日)

 テーマ:海外伝道の現状と課題シリーズ②
─ヨーロッパの宗教事情と天理教─

第1講:「ロシア/ウクライナ」(曽山俊・天理教陸牧分教会長)
第2講:「中国」(吉川裕利・天理教葛上分教会長)
第3講:「カンボジア」(田中親男・天理教慈林分教会長)
総合討議

平成25年度「教学と現代 X」(2014年1月28日)

テーマ:海外伝道の現状と課題シリーズ②
─ヨーロッパの宗教事情と天理教─

第一講:辻信一郎(海外部翻訳課員)
「法王交代後のヨーロッパと『宗教者平和の祈りの集い』」
第二講:永尾教昭(元ヨーロッパ出張所長)
「天理教のヨーロッパ伝道を振り返る─現状と課題─」
総合討議

平成24年度「教学と現代 IX」(2013年1月29日)

テーマ:海外伝道の現状と課題シリーズ①
─アメリカ・ハワイ・ブラジル伝道庁長に聴く─

第一講:深谷 洋(アメリカ伝道庁長)
第二講:浜田道仁(ハワイ伝道庁長)
第三講:村田雄治(ブラジル伝道庁長)
全体討議(司会:佐藤浩司)

平成23年度「教学と現代VIII」(2011年8月27日)

テーマ:東日本大震災における天理教の救援
—全教あげての活動と今後の課題を考える—

被災地からの報告—現状と課題 / 平澤勇一
原発事故による環境汚染の影響 / 佐藤孝則
天理教災害救援ひのきしん隊の活動 / 田中勇一

パネルディスカッション:「大震災の「節」から「芽」を出すために」
岩手県からの報告 / 大谷將司
宮城県からの報告 / 高橋伸実
被災地での心のケア / 池田真教
コメント:社会福祉の視点から / 渡辺一城
司会:金子 昭

平成22年度「教学と現代VII」(2010年8月28日)

テーマ:信仰に基づく社会貢献活動とは 
─お道におけるNPO・NGOの可能性を考える─

金子 昭 :宗教の社会貢献とNPO・NGO活動 
─その入門的概説─
堀内みどり:ネパールのNGO「Love Green Nepal」と本教の活動
野口 茂 :宗教NGOによる国際協力活動の取り組み
佐藤孝則 :環境市民ネットワーク天理 
─おぢばでの官民教学協働のNPO─
金子 修 :あらゆる難渋への対応をめざして 
─教会活動を新たに切り開くNPO・NGOの提案─
平野恭助 :一布教師としての国際援助の歩み 
─岡山から世界の難渋へ─

平成21年度「教学と現代 VI」(2009年8月26・27日)

テーマ:教理探求の方法論

天理教学の方法 / 佐藤浩司
教義理解の意味論的視座 / 澤井義次
テクスト読解の理論と原典研究 / 岡田正彦
「元初まりの話」の表象論 / 井上昭洋
原典の用語研究と統計学的手法 / 辻井正和
教祖論とジェンダー学 / 金子珠理

平成20年度「教学と現代V」(2008年10月26・27日)

テーマ:一派独立百周年記念フォーラム

一派独立によせて (1)明治の知識人宇田川文海、中西牛郎と天理教 / 深川治道
一派独立によせて (2)「復元」を読みなおす / 幡鎌一弘
天理教婦人会創設 — 女性の信仰的自覚と社会的女性観の間 堀内みどり
新時代の“ひのきしん人”は無関心ではいられない — レヴィナスから説き起こす自覚覚醒の天理教倫理 / 金子 昭
「懐住まい」のエコロジー — 知識から知恵への実践教学の試み / 佐藤孝則
「元の理」の「退屈力」と「創造力」 — 進化するエコ土嚢国際開発実践論からグローカル天理ユートピア共同体のコスモロジーを考える / 井上昭夫
特別企画(一般公開) 「神の御国」の舞楽再現 / 解説:佐藤浩司

平成19年度「教学と現代 IV」(2008年1月26日・27日)

テーマ:布教伝道のダイナミックス — 海外伝道と国内伝道の相互作用

個人の幸福と社会への参画をめぐる『天理伝道学』の再構築 / 金子 昭
コンゴ伝道の現場から考える布教伝道 / 森 洋明
現代宗教の動向と天理教者の責務 / 堀内みどり
社会的存在としての天理教団 / 幡鎌一弘
イスラム圏における布教伝道の現状と可能性 / 澤井義則
インド、アフガニスタンから東アフリカまで — 伝道と支援の課題 / 井上昭夫

平成18年度「教学と現代 III」(2006年8月26日・27日)

テーマ:天理伝道学の“今”を考える

天理教異文化伝道の概念と実際 — シンガポール布教体験を通して / 井上昭夫
伝道学の概念と課題 — カトリックの事例を通して 森下三郎
現代社会の諸問題に応答する伝道学 — 生命倫理からフリーターまで / 金子 昭
事例研究 — コンゴ伝道の調査から / 堀内みどり
事例研究 — ラテンアメリカの伝道調査から / 野口 茂
事例研究 — 中国大陸伝道史:現代において学ぶべきもの / 深川治道
東アフリカ伝道 — その現状・課題・展望 / 井上昭夫

平成17年度「教学と現代 II」(2005年8月27・28日)

テーマ:天理教の温故知新 — 歴史を振り返り、現代に応答する教学を考える

初期天理教の教会文書を読む1・2 / 幡鎌一弘
復元教学の歴史をたどる1・2 / 岡田正彦
宗教学・宗教史学に見る天理教の位置 / 金子 昭
教理の現代的展開 — 身上・事情・理上 / 金子 昭
現代社会における教会の役割 / 佐藤浩司
現代事情への対応:戦争・平和と天理教 / 井上昭夫
現代事情への対応:自然災害と天理教 / 佐藤孝則

平成15年度「教学と現代 I」(2003年8月27日~9月1日)

※ 特にテーマを設けず、現代社会の諸問題に応答する天理実践教学について論じる。

グローバル化の時代と天理教 / 井上昭夫
天理教と生命倫理 / 塩沢千秋
人間倫理への天理教的視点 / 安井幹夫
天理教と環境問題 / 佐藤孝則
男女共生社会と天理教 / 堀内みどり
天理教と社会福祉実践 / 金子 昭
おたすけのための法律知識 / 百合岡靖幸
宗教と民族問題 / 小滝 透
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