英米語専攻

Mijwa Koh (2012年度卒業)

 後輩の皆さん!Hello! How are you? 帰国してもう5ヵ月も経ちましたが、まだ、英語が頭から離れません。私は2011年度に、1年間カナダのリジャイナ大学に留学をしてきました。カナダでは1年間ホームステイをし、カナダ人家族と毎日を過ごしたので、日常会話はもちろん、カナダの文化やしきたりもたくさん知ることができました。

 留学に行く前は、親戚の皆に、「英語ペラペラになって帰ってくるから!」と言って日本を発ちました。しかし留学は私に、英語だけではなくたくさんのことを教えてくれ、私を大きく成長させてくれました。

 まず、生活にメリハリを付けること。私が行ったリジャイナ大学では、学生はとても勉強熱心で、平日はとことん勉強をし、あまり遊びには行きません。金曜日になると、夜に皆でパーティーをして、時には朝まで遊んでいるときもありました。日曜日になると、また次の週に向けての宿題、勉強に励みます。日本に居た頃は毎日のようにバイトをして、メリハリのない生活をしていたので、カナダ人の規則正しい生活にとても感心し、見習うようにしました。

 二つ目は、異文化理解。異文化理解というととても難しく聞こえますが、私は単に、異文化を理解すること、私の文化とあなたの文化が違う、と分かることだと考えます。カナダは世界有数の移民国家であり、リジャイナ大学で受けたESL(English as a Second Language)のクラスでは、中国、韓国、タイ、ドイツ、メキシコ、サウジアラビア、イエメン、インド、アフガニスタン、ヴェネズエラ、ブラジル出身の仲間と毎日一緒に勉強をしました。1つの問題に取り組むにしてもみんなそれぞれの考え方があって、時には言い合いになることもありましたが、その度に私の考えがいつも正しいという訳ではないということを学びました。リジャイナ大学のある日本語教授によると、日本に住んでいる人の90%以上が日本人なのだそうです。日本にこもっていては、やはり1つの考え方にとらわれてしまいます。カナダに来て、世界はこんなにも広いのかと肌で感じ、いろんな考え方が尊重されみんなが助け合って生きていく社会をとても素晴らしいと思いました。

 最後に、自立すること。カナダではホームステイをしていましたが、自分の事は自分でやる、というのが家でのきまりで、食事は一緒に作ることもありましたが、掃除や洗濯は個人でやることになっていました。日本に居た時は毎日バイトに明け暮れていたので家事は母に頼りっきりでしたが、カナダではもう母には頼れません!当たり前のことですが、ずっと実家暮らしだった私にとってはとても難しく、そして寂しいことでした。ホームシックになって泣きじゃくったこともありましたが、そんなときはホームステイのママや友達に話を聞いてもらい、元気をもらいました。ママはそんな私に、いなりずしや餃子を作ってくれました。自立というのは周りの支えがあってこそできるのだということを初めて知り、ママを始め、周りに居てくれた人には本当に感謝しています。

 留学は、本当にお勧めです。ぜひぜひ経験してほしい。ここでは話しきれない程の楽しいこと、苦しいこと、そして成長があります。楽しいことだけではないと言っておきます。なぜなら、勉学に一生懸命励むこと、それが私に英語を話すことへの自信を持たせてくれ、全てはそこから始まるのだから!

2012年9月14日

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