大学院臨床人間学研究科臨床心理学専攻

カリキュラム

対話と実践を重視。恵まれた教育環境で、心理臨床を学ぶ2年間

臨床心理士・公認心理師の資格整備に貢献し、日本におけるユング心理学の第一人者である故・河合隼雄先生は、ここ天理の地で初めて箱庭療法を導入しました。

柔軟に新たな概念を受け入れつつ、クライエント主体の姿勢を貫く本院の伝統は当時からのもので、院生に対する教育姿勢にも貫かれています。

2年間のあゆみ・カリキュラム

「少人数制ならではの」臨床心理の実際に根ざした中身の濃い基礎科目

❶ 臨床心理の基礎を学び、実習に向かう基盤を養う
臨床心理基礎実習1
実際の心理臨床に備え、院生同士でロールプレイを実施。カウンセリング、査定面接、ガイダンスなどの実践練習を行います。自他を客観的に眺める機会を活用し、自身のコミュニケーションの特徴への気付きや、受容的態度・共感的応答などの修得を深めます。また、実習関係の科目は、いずれも少人数ならではの体験機会が得られます。

❷ 人間の深層心理を読み解く視点を養成
臨床心理学特論2
表層に現われたものだけではなく、心の深部である無意識の働きを想定する深層心理学を学習。ユング心理学を基盤に、現代の我々が直面しているさまざまな心の問題について学びながら、各自の問題意識や研究テーマにおける深層心理学的な視点を養います。

❸ 心理臨床を実際に行い、実践力を磨く。
臨床心理実習1
学内のカウンセリングルームで、実際に来談されたクライエントの面接やプレイセラピーを担当。同時に担当事例についてスーパーヴィジョンを受け、主体的なかかわりを深め、事例それ自体を意義深いものにすると共に、臨床経験を実りあるものにします。
また、天理よろづ相談所病院・精神科病棟に赴き、精神科スタッフ・臨床心理士と連携しながらクライエントとかかわり、関係形成のあり方をはじめ精神病理への理解を深めます。

臨床人間学研究科臨床心理学専攻(修士課程) カリキュラム・ツリー / カリキュラム・マップ

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