英米語専攻

Motohiro Miyauchi (Senior)

2012年8月~2013年6月 マレー州立大学(交換留学)

 『世界がもし100人の村だったら』を見て、子どもたちが働いているという自分の周りでは起きていない光景に衝撃を受け、将来は、ユニセフで貧困で困っている人を助けたいと思うようになり、英語を学ぶことを決意しました。しかし、様々な事情で、ユニセフは断念。それでも貧困に対する気持ちは断ち切れず、自分が信仰している天理教の立場から貧困の助けになることで社会貢献をし、通訳なしで自分の言葉を使って天理教の教えを広めていきたいという強い意思と大学1年次に、先輩から言われた「英米語なら留学しないと意味がない!」という言葉が起爆剤となり、留学することを決意し、留学費が免除される可能性があったマレー州立大学を留学先に希望しました。

留学して学んだこと

 マレー州立大学に留学して1カ月で高校の時に3年間やっていたラグビー部に入部。遠征などにも参加しましたが、単純なことが日本語では出てきても、とっさに英語では出てきませんでした。語彙力がないために、パーティーでその日の試合の感想を話していても内容を理解できず、自己紹介をすることしかできませんでした。また、プレゼンテーションの授業では、「自分の英語を笑われたくない。間違えたらどうしよう。笑われたらどうしよう。完璧な英語を話したい」という変なプライドが邪魔し、語彙力のなさと自分のプライドが原因で様々な場面でコミュニケーションがとれませんでした。  留学期間が半年経った時、「あと半年しかないのに、自分の語彙力はほとんど伸びていない。このままでは後悔する」と思ったのが一つのきっかけとなり、プライドを捨て、しっかりと自分の意思を伝えることに着目して会話するようになりました。語彙力を上げるために大学の授業以外でディクテーションをしたり、単語を覚えたり、本を読んだり、リスニングをしたりして、勉強しました。そうすることで、スピーキング力も向上し、聞き取りもできるようになりました。また、プレゼンテーションの授業では、少しずつ欲が出てきて笑いを取るまでになり、留学前に比べて自分に自信がつき、人目を気にしないようになりました。

留学してよかったこと

 田舎で行くところがないため、皆で集まりコミュニケーションを取ることが多く、たくさんの友達ができ、環境の良さと人とのつながりの強さを実感。また、マレー州立大学には留学生が多く、日本では関わることができない多くの国の人たちと関わることができ、その人たちと関わる中で、文化を学びつつ、その国の国民性を体感できました。最後に、他国の友達ができたことです。留学期間を終え帰国する際に、さよならを惜しんで泣いてくれるハンガリーの友達ができたことは僕の財産となりました。

卒業後の目標と留学を目指す方々に一言

 卒業後はアメリカの大学院に行って、自分の信仰している宗教に活かせるように宗教学を専攻するのが目標ですが、その前に、自分の宗教が心におさまっていないので、自身の宗教を心に納めるためにも天理教校本科に2年間通う予定です。また、自分の英語力にまだ満足していませんので、大学院に行くまでに英語力の持続且つ向上を目指します。  「成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと」。これはナデシコJAPANの監督が言った言葉ですが、失敗が成功のカギだと思うので、自分に限界をつくらないように挑戦し続けてください。

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