英米語専攻

中野 舞

2015年8月~2016年5月 カリフォルニア州立大学ロングビーチ校

私がカリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学を決めた理由は、カリフォルニアはアメリカの中でも特に多くの人種の人々が集まり、多様な文化に満ち溢れている場所だと先輩方から聞いたからです。また大学にダンスの専攻があり学問的にダンスを学べるということも理由の一つでした。私は天理大学の創作ダンス部に所属しており、アメリカでダンスを学ぶということは私の夢の一つでもありました。
アメリカでは予想をはるかに超えるたくさんの経験を得ることができました。まずカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のキャンパスの広さに驚きました。キャンパス内にはスターバックスが2店、テスト前には24時間オープンの5階建ての図書館、設備が整ったジム、バー、美容院までもが揃っており、慣れるまではキャンパス内でよく迷子になりました。また現地の大学生の学業に対する高いモチベーションにも刺激を受けました。目的意識を持って授業に参加し、自分の意見をどんどん周りに発信していく積極性、大量の課題に対して計画的に取り組む姿勢をまわりのクラスメイトから学びました。
学校生活は日本のものと異なる部分が多く、最初は戸惑いが多かったです。例えば授業ではディスカッション形式のものが多く、発言しないと何も考えていないとみなされ評価が下がることもありました。日本人はディスカッションの際に「正しいことを言わなければいけない」と思いがちですが、アメリカでは1人1人の意見は異なって当然という考えが前提にあるので、様々な意見が交わされていました。人の意見を知ることは新鮮で参考になりました。また時間割は学生によって異なるため、自立した学校生活を送っており、個人を大切にするその姿勢にも刺激を受けました。
ロングビーチは1年を通して温暖な気候で、雨も少なくとても過ごしやすい場所です。レストラン、スーパーマーケット、ショッピングモールも多く、バスに乗って近くのビーチにも行けます。休日には息抜きのためにいろんなところに行くことが楽しみでした。ロングビーチはアメリカの中で2番目に多様性に富む町とされており、町やキャンパス内でたくさんの国の人々に出会う機会がありました。ずっと日本で育ってきた私にとって、新たな文化・習慣・言語に毎日触れ合えたことは自分自身の視野を広げる何事にも変え難い経験となりました。「偏見を持たずに他者との違いを認める」という文字通りの体験をしてきました。
英語力は10ヶ月の交換留学の間に大きく向上したと実感しています。私は最初の半年間は大学寮に、後半の半年間はアメリカ人のホストファミリーのお家でお世話になりました。最初の数ヶ月は毎日言語面で苦労しましたが、寮とホームステイ生活両方の経験が私の英語力に大きく影響し、教科書では学べない生きた英語を日々学ぶことができました。夢の中で英語を使い、独り言が英語であったときは嬉しかったです。帰国後に受けたTOEIC公開テストでは大学生活の目標としていた900点越えを達成することができました。

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