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歴史文化学科

考古学・民俗学専攻 卒業論文・研究

卒業論文作成は、大学生活4年間の集大成です。考古学・民俗学研究室では、各学年の演習を通して、各自がじっくりと研究テーマに取り組めるようカリキュラムに工夫をこらしています これまで以下のような興味深い卒業論文が提出されました。大きく考古学と民俗学の分野に分けてリストにしましたが、なかには両方の分野にまたがる論文もあります。また優れた卒業論文は、研究室の紀要『古事』や学会誌などに投稿し、発表していますので、ご覧いただくこともできます。

2018年

〈考古学〉

縄文集落の空間利用
飛鳥時代の軒平瓦と平瓦——無紋軒平瓦の位置づけを中心として
奄美諸島における「弥生系土器」の基礎的研究
弥生時代の石鏃にみる変異
日本出土の角杯
縄文・弥生移行期の大型石棒
古墳時代の埋葬施設における赤色顔料——奈良県内の地域性
出土状況と共伴遺物から見た鶏形埴輪の意義
甲冑形埴輪の地域性
江戸の墓中埋納銭貨——新宿に重きをおいて

〈民俗学〉

野球応援の民俗
神社と酒
幟と旗飴——奈良県における初午行事の変化と意味(第●回京都民俗学会卒業論文発表会にて報告 2019年2月●日)
血天井伝承の研究——長岳寺の血天井を例にして
ハンセン病者と四国遍路——近代の史料からみるハンセン病差別
地蔵信仰の地域的展開——王寺町における祭祀の諸相
梟イメージの変遷
生駒の霊園
諏訪信仰における薙鎌

2017年

〈考古学〉

縄文時代の石鏃—奈良県の縄文遺跡の動向を踏まえて
南河内石川流域の弥生集落—住居を中心に
大和の円筒埴輪—荒巻古墳を中心に
奈良・平安時代の山寺—大和・山城地域における立地と伽藍配置の変遷
中世美濃の土師器皿—西濃地域を中心に 

〈民俗学〉

愛宕信仰—奈良県中部を中心とした信仰の展開
浦島説話から見た異郷観の展開
凧揚げの民俗—長崎県壱岐島の鬼凧を中心として
祭における鯨観—三重県四日市市富田の鯨船行事から
北海道の食文化—小樽の食文化を中心に
人と鶏の民俗誌
踊町からみた長崎くんち 

2016年

〈考古学〉

古代朝鮮式山城の変遷
遠江・駿河出土土場の型式分類(研究生論文)
東海地域における灰釉陶器の展開
近畿地方における墓中埋納銭貨について——浄土近世墓地を対象に
湖南省岳州窯の展開とその意義

〈民俗学〉

名づけの民俗——ジェンダー意識と子どもへの期待
葬具の変遷
結婚式における色——婚礼衣装を中心に
匂いの装飾性
人形供養の現在
葬送儀礼における身代わり人形について
指のしぐさと俗信
遺品整理から見る現代社会
神葬祭の歴史と現在——奈良県吉野郡十津川村を例にして
庚申信仰の研究——奈良県下の二つの庚申堂を中心として
ペット葬に現れた現代の動物観
祭礼における二輪屋台のパフォーマンス——静岡県下の袋井祭りと掛川祭りを比較して
奈良県の災害地名
奈良県における龍蛇伝承——伝説と雨乞いを中心に
ジャンジャン火の研究——奈良県の怪火伝承
伊賀地方における狐話
都市の地蔵信仰——大阪市東住吉区を中心に
イベントとしての祭り——五條市における「吉野川祭り」「天誅組150年祭」を中心に

2015年

〈考古学〉

近畿地方の鶏形埴輪——大和周辺出土の型式学的研究
骨角製漁撈具からみる潜水漁業——縄文・弥生時代におけるアワビオコシ、刺突具を対象に
古墳時代の石製模造品の変容——大和・河内の農工具形石製品を中心に
弥生時代の田下駄・大足——河内・近江と駿河・遠江の比較
縄文時代の土製栓状耳飾——形態・文様分類から見る土製栓状耳飾の特質
鉄鏃にみる大和の集団関係——群集墳出土の鉄鏃を中心として
古代陶硯からみる地方官衙の成立過程——兵庫県における律令制の成立・浸透過程についての一考察
弥生・古墳時代における腕飾類の系譜
大和盆地における群集墳の階層性——副葬品馬具を中心として
弥生時代の鍬——近畿地方を中心として
縄文時代におけるヒスイ文化——北海道

〈民俗学〉

白山信仰における竜神伝承——越前の伝承からみた九頭竜の位相
金魚が流れる町大和郡山市
藁馬行事の民俗学的考察——種類と分布を中心に
ブラジル移民の家族史
天理本通り商店街の変遷
近畿地方のポックリ信仰の実態
クロスズメバチの採集と食習
妖怪町おこしの現状——京都市大将軍商店街・滋賀県東近江市八日市地域の事例を中心に
鬼の多様性——奈良県における鬼の説話・芸能を中心に
石切参道商店街——その変遷と宗教的特徴
「タカラヅカ共同体」の世界——雑誌『歌劇』『宝塚GRAPH』におけるタカラジェンヌの表象

2014年

〈考古学〉

瓦の生産体制と工人の移動——南泉州地域における山田寺式軒瓦と川原寺式軒瓦
計量分析からみる大和の中世土器
宮都と地方官衙における木製横櫛——平城京と多賀城跡を中心として
古代の琴の形態的研究——縄文時代から平安時代の琴を中心に
北武蔵における古墳と埴輪生産
馬具の補修痕の分類とその背景
古墳時代の集落形態——大園遺跡の再検討
巴形銅器の研究—指数からみる変遷案
縄文時代の遺跡間関係——奈良県の遺跡群における検討
縄文時代の集落構造からみる埋葬過程——長野県北村遺跡を中心にして
八稜鏡・八花鏡の外区文様
方格規矩四神鏡の展開
藤原京の条坊の考察——宮内先行条坊と京外条坊について
三角縁神獣鏡と冠表現について
武器・武具からみる古墳時代の軍事組織——南九州の軍事組織

〈民俗学〉

青年団と水泳
子供の怖がるモノ——子供と異界の関わりを中心に
三輪のまちづくり——地域資源の存続と可能性
金鶏伝説の研究
金剛砂と旧二上村のくらし
納骨と霊魂観——骨仏と寺院墓地における諸問題を中心に
奈良県の野神信仰——野神行事の諸要素と地域差を中心に
武器・武具からみる古墳時代の軍事組織——南九州の軍事組織
奈良県の製茶と食習

2013年

〈考古学〉

中世平瓦の刻印と叩き目——新薬師寺を中心に
塼仏出土寺院の相互関係
正倉院宝物の重鋺と加盤——その違いを明らかにする
弥生土器に描かれた龍
弥生・古墳時代の木製容器——唐古・鍵遺跡を中心に
佐紀古墳群について
阿蘇溶結凝灰岩製石棺の移動
銅鐸型土製品の研究

〈民俗学〉

倭文神社の蛇祭りの変遷
水間八幡神社の祭祀組織——宮座概念を中心に(『古事』19冊に掲載)(第5回京都民俗学会卒業論文発表会にて報告 2014年2月22日)
生駒市南部の森神信仰(第5回京都民俗学会卒業論文発表会にて報告 2014年2月22日)
近畿地方の民間巫者——成巫過程を中心に(第5回京都民俗学会卒業論文発表会にて報告 2014年2月22日)
奈良県の狐伝説——狐飛脚・狐塚を中心として
奈良県風俗誌にみる民間療法
境界に立つ樹木——榎、柳、柿の事例を中心に
祭礼と馬——奈良県における現代の様子
猫と怪異
美作地方の護法祭——憑霊信仰の視覚から
民間信仰からみた白兎神社——近世・近代の疱瘡除け信仰を中心に
伊賀地方における龍蛇伝説
現代の怪談——天理大学生を中心に

2012年

<考古学>

刻目突帯文土器の研究——西日本における刻目突帯文土器の成立と土器圏をめぐって
古墳時代の弓矢の副葬——大和の前期古墳を中心に
吉野川流域の縄文遺跡
織豊期の金箔瓦
出土遺物から見る古代の牧経営——焼印を中心に
河内湾周辺における漁撈活動の始まり
弥生絵画の鹿——近畿地方の絵画土器の分類
古墳時代愛媛の箱式石棺
古代地中海地域の紡績——材質と形状からみた紡錘車の分類と変遷

<民俗学>

誕生における絵馬奉納習俗——奈良県の事例を中心に(第4回京都民俗学会卒業論文発表会にて報告 2013年3月2日)
地域おこしと妖怪——京都市大将軍商店街を中心に
オコナイの原像と変化——奈良県誓多林町の事例を中心に
天狗の図像学——鳥類天狗から鼻高天狗へ
おもちゃからみた近現代
大和のダケノボリ——二上山のダケノボリを中心に
大和の集落と水路
門前町・石切の占い師
弓神事と女性——排除から受容へ
桜井市江包・大西の御綱祭と農耕儀礼——カンジョウカケの儀礼的性格
高知県の海岸渡御祭——海辺への渡御の意味をめぐって

2011年

<考古学>

日本古代の日像・月像
中世大和の城館と集落
縄文時代の墓制——近畿地方の遺跡を中心にして
須恵器蓋杯の変遷
有孔鍔付土器の使用目的——太鼓説をめぐって
円筒埴輪の配列
縄文時代の大型建物
人物埴輪の装身——群馬県内の人物埴輪
弥生時代の剣——双孔のある武器形製品
須恵器窯と渡来人——須恵器窯の構造から見た5世紀~6世紀前半の渡来人
国内出土の盤龍鏡——盤龍鏡の盤龍文から見る文様表現
縄文時代の食用植物の利用法——石皿と磨石を中心に
終末期古墳の研究——薄葬令と横口式石槨
大阪湾型銅戈の形状と文様——その特徴と分類の見直し
考古学からみた古代パレスチナにおける祭祀——神殿模型の型式分類(『古事』17冊に「古代パレスチナの神殿模型」として掲載)
龍泉窯青磁と日宋貿易

<民俗学>

城の伝説——雨乞習俗との関連
重要無形民俗文化財の現在——「題目立」と「陀々堂の鬼走り」
弓神事の民俗的機能——名張市・天理市の宮座行事を中心に(『古事』17冊に「弓神事の民俗的機能—名張市・天理市の宮座行事を中心に」として掲載)
伊勢大神楽を迎える地域社会
虫送りと村境——天理市山田町中山田の虫送りを中心に

2010年

<考古学>

貴族の庭園から武士の庭園へ
考古学からみた水辺の祭祀——古墳時代の遺跡
奈良盆地における古墳群の分布と立地
中世墓地の諸相——奈良県を中心に
迦陵頻伽とその図像(『古事』16冊に「迦陵頻伽とその図像」として掲載)
古墳時代の帯金具——龍紋帯金具の系譜
近江の弥生環濠集落
トイレの研究
腕輪形石製品の系譜——副葬配置にみる貝輪からの継承
古墳時代の金製垂飾付耳飾り
古代パレスチナ地域のオリーブ圧搾機
切子ガラスの系譜——切子碗を中心に
正倉院屏風の系譜
モモの考古学——古代におけるモモと人の関わり
北部九州地方における武器形青銅器祭祀
古墳出現期の大和と紀伊
古墳出現期の土器——大和・河内における吉備・山陰系土器の展開
龍鳳環頭太刀の研究

<民俗学>

竃神信仰と異界
差別観の変遷——「奈良県風俗誌」にみる部落の記述を中心に
噂話と現代社会——口裂け女を事例に
道中日記から見た幕末の旅——上田市保野地区の伊勢・秋葉山・金比羅参詣を例として
名前からみる世相(『古事』16冊に「名前からみる世相—近代100年における変遷」として掲載)
民藝運動の中の女性(第2回京都民俗学会卒業論文発表会にて報告)
狼の伝承——送り狼と塩の民俗から
鹿踊の系譜と展開
陸前高田市の民話——語り手と聞き手の民話観から見た子供への影響

2009年

<考古学>

聖徳太子像の分類
弥生~古墳時代の玉類——法量からみた中国地方出土の管玉について
古墳時代の刀装具——鹿角製刀剣装具と木製刀剣装具の比較
初期陶邑窯と地方窯の交流——波状文からみた陶邑窯と周辺諸窯の地域性
古代瀬戸内のイイダコ壺——大阪湾・播磨灘沿岸と玄界灘沿岸の比較研究
畿内および東海の古式土師器について——伊賀地域を中心とした土器交流(『古事』15冊に「畿内および東海の古式土師器—伊賀を中心とした土器交流—」として掲載)
鏡板と杏葉の相関関係

<民俗学>

鳥居の研究
神葬祭の民俗——真行寺地区の事例を中心に
虫の民俗学——人の霊魂と虫
酒づくりの習俗と祈願——復元された菩提酛から
結婚式の変遷——戦後の舞鶴市を中心に(『古事』15冊に「結婚式の変遷—戦後の舞鶴市を中心に—」として掲載)(第1回京都民俗学会卒業論文発表会にて報告)
だんじり祭りを支える人々——大阪府泉南郡熊取町の事例を中心に
女の妖怪と恐怖
風の民俗——御所市「風の森社」を中心に

2008年

<考古学>

畿内における前期弥生土器——大和地域と河内地域における土器編年と集落展開
弥生時代の木製農耕具——大阪府の鍬と鋤を中心として
銅矛出土遺跡からみる対馬
北陸における玉類——西北陸を中心として
中近世の城郭研究——大和地方の城郭を中心に
弥生時代の石鏃——大和の打製石鏃
杏葉の地域性と編年——棘葉形杏葉を中心として
古墳時代の装飾付太刀——頭椎大刀・円頭大刀を中心に
甕棺墓の研究——二列埋葬墓地を中心として
素環頭鉄刀の研究
神獣鏡の変遷と研究
高句麗の四神図から知る高松塚・キトラ古墳
箸の考古学
方格規矩紋の研究
藤原京の果たした役割——京域の研究
山地寺院と平地寺院の伽藍配置研究

<民俗学>

異界観の諸相——大阪府交野市の地蔵信仰を中心に
近世大和の義民祭祀と伝承——芝村騒動を中心に
粥の民俗——大和の茶粥を中心に
俗信と奉納物——南庄町の腰痛地蔵(『民具マンスリー』第44巻2号に「奉納木槌からみ奈良市腰痛地蔵の信仰」として掲載)
杓子の研究
地域伝承としてのヤマトタケル
マンガからみる現代人の妖怪観
花祭りを支える人々
根付からみた妖怪文化
和菓子と民俗儀礼——御所市和菓子屋を事例に
舎利供養と地鎮め
六十六部回国納経の経塚
奈良盆地の石塔
 

2007年

<考古学>

対葉花紋の研究
亀甲繁紋の研究——象嵌紋様を中心に
骨角製釣針の研究——瀬戸内地方を中心に
縄文・弥生時代におけるヒトと動物——動物意匠と動物信仰の研究
銅鐸の埋納
武器形青銅器の研究——銅剣の分布・出土状況を中心に
兵庫県域出土古代製塩土器の研究
近世城郭の機能——大和郡山城の城下町プランの町割考察
終末期古墳の埋葬施設——河内・大和の横口式石槨を中心に
三角縁神獣鏡の鈕孔と文様——黒塚古墳出土鏡を中心とした考察
弥生の文様——器物による流水文の比較
頭塔に関する諸問題
縄文・弥生時代における石鏃研究——尾張・三河・美濃を中心に
竪穴式石槨と粘土槨の構造比較——基底部の分類と編年
呉越系銅剣の研究
縄文時代早期における磨石類の使用痕と形態——磨石類の研究法についての一試論
方格規矩四神鏡の系譜——舶載方格規矩四神鏡からの型式分類の補正
畿内出土木製農具の比較研究
藤原京の京城

<民俗学>

樹木の伝承——奈良県の伝説と野神行事を中心に
柱松の民俗学的意味——三重県鳥羽市松尾地区の事例より
祭りと女性の役割——佐渡市岩首の鬼太鼓を中心に(『古事』13冊に「祭りと女性の役割—佐渡市岩首の鬼太鼓を中心に」として掲載)
葬儀の変容—滋賀県内の浄土真宗地区を中心に
変容する墓——奈良県旧大塔村篠原の事例を中心に
入定ミイラの法要と伝承——山形県と新潟県の事例を中心に
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