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国文学国語学科

教員採用試験に現役合格~ 2016年卒業 M・Hさん

教員採用試験に現役合格 小学生の頃からの夢を実現

—教員になりたいと思ったのはいつからですか?

小学校5年生の頃です。担任の先生がすてきな人で、まずこういういう大人になりたいなと思いました。口で指示するだけじゃなく「先生もするからみんなもしようよ」となんでも一緒にやってくださる先生でした。でも、本気で教師を目指そうと思ったのは、もっと大きくなって、逆にこの先生とはうまくいかないな、と思う先生に出会ってからでした。ある時期、私はクラスでいじめられていて、その先生は、全員の意見をきいてくれたのですが、なぜか私の言い分は、ひどくゆがめてとられてしまいました。私を悪くいう子のほうが多かったのだろうし、なんとかクラスをおさめようとしてくださったのかもしれませんが、私だけが悪いところを直すように言われて……。

—それでも先生になりたいと思ったんですか?

人と関わることで人はこんなにも影響を受ける、だったら私はいい影響を与える人になりたいと思いました。それで教育大学にいくことも考えたのですが、高校の先生に相談したところ、実際に高校の先生になった時には国語に関するいろんな知識が必要になるから、専門的に深く学べる国文で勉強したほうがいいと勧められました。

入学してみて

—入学してみてどうでしたか?

まず、本当にいろいろなことを勉強しなければならないと思いました。文学は5人の先生がいてそれぞれ上代、中古、中世、近世、近代と各時代の専門の授業があるし、国語学の先生もおふたりいらっしゃる。最初は、漢字ばかりの『万葉集』や変体仮名で書かれた平安文学に、「どうしよう」と思いました。でも1年生、2年生と段階を踏んでやっていくので、自然に力がつきました。先生方はその分野の専門家で、本当にその内容が好きで好きでしかたがないという迫力のようなものを持っていて、私も国文が楽しくなっていきました。

—印象に残っている授業は?


仁尾先生の古典文学史です。実際の作品に触れていろいろな事を教えてくださいました。後で実感したことですが、その話は教壇に立った時に授業に活かせる内容なんです。だから私、教育実習の時、仁尾先生にうかがったお話をいろいろな場面で生徒に話しました。

受験生へのメッセージ

天大国文には、それぞれの専門の先生方がいらっしゃってわからないところはいつでもご相談できるし、教職の共同研究室の先生方も相談にのってくださいます。自分がなにを学びたいかを主体的に考え、積極的にそれを求めていってほしいと思います。
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